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探索2日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 「キャラクター」の宣言を確認しました。 「コミュニティ」の宣言を確認しました。 |
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空を仰ぐ。 高く天陽の煌めきを受けて、上空に浮かぶ『海』が輝いていた。 魔法王国と名高いハイドランド法国は低地地方『法の国』ロウランドと高地地方『至高の国』ハイランドという二地方からなる小国として、今から三千年近く前に誕生した。 国の中央にある高地地方の岩山は険しく、海抜で三千メイトに達する。その周囲を低地地方がぐるりと円状に囲んでいるため、低地地方から見上げると四千メイトを越える高さとなる。 標高差と気候差がはっきりとしているが環境が環境だけに生活は厳しく、そこに適応するためには皆の力を合わせる必要があった。法国として様々な法で民を律する土壌と、生活を便利にするために魔法技術を高めていく土壌はそういった事情から育まれていった。 ある程度の魔法技術が確立されてくると、ハイドランドは見事なまでに豊かになっていった。標高差と気候差がはっきりと分かれているのは、裏を返せば作物に適した土と水さえあれば一つの国の中で様々な作物を作れるということだ。事実、ハイドランドの魔法技術は自然制御に特化したもので、多種多様で美味な農作物の輸出が主要産業となっていった。 事情が変わったのは、『海』が落ちてきてからだった。 今から千五百年ほど前に、空の彼方からハイドランド全土を押しつぶすほど巨大な岩塊が降ってきたと歴史書は伝える。 ハイドランドの魔導師達は落下する岩塊を破壊しようと魔法で迎撃したが、岩塊の中央部を少しだけ吹き飛ばしただけだった。輪の形となった岩塊は高地地方ハイランド中央の山に、まるで指輪をはめるが如くすっぽりと先端をくぐらせた空中で制止した。 そこで初めて人々はこの岩塊がただの岩ではなく、神話に聞く「天に浮かぶ石」、神々が住まう足場の一つだと悟ったのだった。 岩塊全体の落下は防げたものの、魔法で岩塊を攻撃した際の破片が国中に落下し、何万人もが命を落とした。 しかしハイドランド人の苦悩はそこからが本番だった。空中で制止した岩塊から大量に水が降り注いできたのだ。指輪の外縁部分から無限に水が湧き出し、大瀑布となって国土に降り注ぐ。その大瀑布の直撃を受けた者、突然の洪水に飲み込まれた者の数は二十万を越え、最終的には一連の大落下事件で死者の数は六十万人近くに膨れあがった。 こうしてハイランドとロウランドの境目にはぐるりと巨大な大瀑布が壁を作ってしまったのだった。 突然の壁に引き裂かれた家族は十万世帯に近い。そしてそのほとんどが、大瀑布の壁の向こうで本当に家族が存命しているのかどうかを確かめる術さえ持っていなかった。 空を飛ぶ魔法が無いわけではないが、高等な魔法で使い手が少なく、あまり高く飛びすぎると魔力を失って地に落ちるという制限があった。一説には神々による戒めだと言われるが、とにかく海抜三千メイトを越える位置に浮かぶ岩塊を越えて飛ぶのは不可能だという事実のみが彼らには重要だった。 低地地方の一部は海となり、船で大瀑布に近づけば水の流れに引き摺り込まれて浮かび上がることさえかなわない。 空も海もだめとなって二週間ほどが過ぎた時、法国全土の被害を調査していた一団が帰還した。彼らは低地地方にできた海には、まるで計ったかのように東西南北から高地地方へ通じる道が出来ていると報告した。空の海を魔法で攻撃した際に砕けて降った岩が、地の海の水流で集められたのだろう。何者かの作為があるような薄気味の悪さを感じながらも、人々はそれを神の助けと受け取った。 海の道の調査を初めて一ヶ月が経った頃、南の大陸アークランドからの使節団がロウランドを訪れた。 アークランドには神々の怒りに触れて大陸の一部ごと消し飛ばされたという古代アーク王国の末裔達が住んでおり、中でも古代の魔法技術を発掘、改良することに長けた大国ミグは世界一の魔法王国として有名だった。使節団はそのミグ王国からやってきたのだ。 彼らは異常な事態を調査し、またハイドランド法国の魔法技術を知るための大義名分を携えていた。それは協力という二文字、困窮したハイドランドの人達にとってはミグ使節団の思惑がどうあれ、逃すことの出来ない光明であった。 ミグ王国の古代から受け継いだ魔法技術とハイドランド法国の自然操作を得意とする魔法技術は、大瀑布の中に四本のトンネルを造り出すことに成功し、晴れてハイランドとロウランドの道は再び繋がったのだった。 それ以降、ハイドランドとミグは友好的な関係を続けている。それは大陸が違うという距離的な問題と、お互いの魔法に見るべき所があり、また敵対して得るものより失うものの方が大きいという打算に基づいた幸運な友好関係ではあったが、ハイドランド側にミグから差し伸べられた手を感謝する気持ちがあるのも確かだった。 復興した法国は中央大陸でも有数の強国と成長し、大落下から百年経った頃には周囲の国々を飲み込んだ大国となった。世界各地で勃発した戦争が伝播し、全大陸を巻き込んだ大陸大戦が起こった時にも、ハイドランドは海を越えてミグを攻めようとする国を攻撃し、領土を広げた。 大落下から千五百年、いつしかハイドランド法国はミグと方を並べて二大魔法王国と呼ばれるまでになっていた。 シュライク・ゼイナードはハイドランド法国の下層剣士である。 両親が共に移民として法国にやってきて、お互いに片親が西の大陸ミズラックの精霊国出身だという縁が二人を繋げた。 シュライクの父方の祖母は精霊国サラマンドフレイン出身で、赤っぽい肌と赤い体毛を持つ女剣士であった。母方の祖父は精霊国ウェンディウォータ出身で、青っぽい肌と青い体毛を持つ魔術士だった。 それぞれが渡ってきた中央大陸で伴侶を得てシュライクの両親を産んだが、両親は精霊国人の特徴である、精霊の加護を受けた肌や体毛の色を持ち合わせていなかった。 だからこそ、まったく他の法国人と区別が付かない外見で知り合い、そして仲良くなって初めて自分達の片親が精霊国人であるという共通項を見つけて意識するようになったのだろう。 しかし両親は他の法国人と区別が付かないのに、シュライクだけは隔世遺伝か体毛が右半身は赤、左半身は青という奇抜なものになってしまった。肌の色こそ法国人と同じだったが、体毛だけでも奇異を見る視線は集まるもので、幼い日のシュライクは子供達の輪に入れて貰えず孤独な日を過ごした。 独りで過ごす少年時代は長い。シュライクは色々なことを考えた。 そうして、彼は自分の中にある火のように熱い心と、水のように冷静な心を早いうちから自覚するようになり、火と水の心を併せ持つことこそが理想であると認識するのだった。 孤独のまま十歳を迎え、シュライクは父を呼びに行った酒場で、一人の傭兵を称える吟遊詩人の歌を聞いた。孤狼と呼ばれる傭兵の逸話は面白く、以降シュライクは酒場に顔を出しては物語の中の孤狼の話を聞きたがった。 変わった髪の少年は大人達に時に可愛がられ、時に酔漢の心無い言葉を浴びせかけられたが、それでも孤狼の噂話が聞けるのと、たまに構って貰えるのが楽しくて少年は酒場に遊びに行くのがお気に入りだった。 十年以上の時が経つ。 少年は大人になり、法国を支える騎士団の下層剣士となっていた。言わば雑兵である。 少年の日に思った熱さと冷静さ、火と水を併せ持つ人間になろうという気概は影を潜め、氷の心が情熱を冷え固まらせていた。 孤狼への憧れは未だ持ち続けている。双剣の孤狼、ヴァンドルフ・デュッセルライトも未だに名を高めている。 一度も目にしたことはないが、噂に聞いた双剣術に憧れて我流で双剣を練習し始めた少年の頃より、今でも双剣の練習は日課となっている。 だが彼には双剣を上手くなりたい、孤狼と会ってみたいという心はあれど、騎士団で出世したい、名声を得たいという情熱は枯渇していた。 凍りついた情熱を溶かす切っ掛けが同僚からもたらされたのは、そんなある日のことだった。 「おいシュライク、聖騎士叙勲の話を聞いたか?」 ハイドランド騎士団の最上位組織が魔法剣士を集めた白騎士団、通称聖騎士団である。下位の騎士団の誰かが昇進でもしたのかと流しかけたシュライクを見て、同僚は悪童めいた笑みで続けた。 「うちの聖騎士じゃない、十聖騎士だ。それもお前憧れの孤狼がだよ」 アヴァロニアの十聖騎士、燦然と輝く至高の名誉。国ではなく世界に仕える、故に騎士。大洋シーライズに浮かぶ絶海の孤島、騎士国アヴァロンによって選ばれる十人の英雄。現在の十聖騎士には四大精霊国の同士である、精霊国ノームボルトのドワーフ王ギミッカ・ノームボルトが選ばれているというので祖父母が喜んでいた。 十聖騎士のいずれもが高名な騎士や魔導師だったが、シュライクの憧れる孤狼は流浪の傭兵のはずだった。 「傭兵が十聖騎士?」 「だから上の連中も驚いて噂してるんだよ」 それで彼の耳にも入ったようだった。 十聖騎士、傭兵として戦い続けてきた男が世界最高の名誉を得ようとしている。手の届かない所に行こうとしている。 「なんでもランルファとフェントスの国境戦が大きく評価されてるらしいぜ。十聖騎士叙勲を蹴った賢者ホリンの推薦もあるとかないとか」 「国境戦?」 「なんだよ、知らないのか――」 同僚の口から語られた孤狼の戦い、ランルファの騎士から暁の鬼神と恐れられるようになった未だ見ぬヴァンの姿が鮮烈に心に焼き付いたのをシュライクは自覚した。 「――まあ、孤狼は聖騎士叙勲に反発して、自分を鍛え直すって旅に出たらしいけどな。ほら、噂に聞いた孤島って奴さ」 「フィリーン卿に招待状が届いたというあれか」 同僚の話を聞きながらも、シュライクは胸の内で凍てついた情熱が激しく燃え盛る感覚を確かに覚えていた。 シュライクが白騎士団への昇格入隊を申請したのは翌日の事だった。 騎士団員が白騎士への昇格を希望すれば、二ヶ月から三ヶ月の猶予期間が与えられる。白騎士の条件には魔法が使える事というものがあるため、修行が必要となる場合が多いためだ。その間、騎士の仕事は有給で休む事が出来るが、落ちれば以後三年は一切の昇進、昇級、賞与は与えられない。試験の結果が酷すぎれば騎士団を除名されることさえある。 国の宝として一人の白騎士を育てるために寛大な猶予は与えるが、その代わりに己を高めろという事だ。 期間中の飲酒などは禁じられていないが、羽目を外して馬鹿騒ぎをすれば即投獄という辺りにもその意図が見え隠れしている。 「頑張りたまえ、何か私で力になれる事があれば何でも言ってくれ」 届けを出した際に、英雄である白騎士フィリーンが爽やかに言った。 「では一つだけ」 シュライクは恭しく頭を下げると、彼が不要としていた孤島への招待状を譲り受けた。 「あの島はかなり危険だとも聞く、修行で命を落としては意味が無いぞ。まあ、あの孤狼が修行に行くほどだ、きみも得る物があるだろう。頑張りたまえ」 フィリーン卿の激励に心からの礼を言い、シュライクは孤島へと旅立つのだった。 孤狼と会えるかも知れない、孤狼に我流の双剣術を見て貰えるかも知れない、手合わせを願えるかも知れない。 例え孤狼に会えなくても、もしも白騎士となることが出来ればこちらも格は落ちても聖騎士だ。いつか会う日のために胸を張れる自分にならなければいけない。 少年のような情熱が炎となって氷を溶かす。 後に氷炎のシュライクと呼ばれる事になる一人の剣士が産声を上げた瞬間だった。
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ステラ(167)からのメッセージ:![]()
すろすた☆(1621)からのメッセージ:
今日はメッセージを送っていません。
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![]() | 英雄の故郷 |
セラフ(349)からのメッセージ: ![]()
メリッサ(399)からのメッセージ:
ヒル(618)からのメッセージ:
姉御(1549)からのメッセージ:
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ヒル(618)からの生産行動を許可しました。 ケサ(1650)からの生産行動を許可しました。
スラッシュ に技回数を 8 振り分けました!
パンくず を食べました。
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訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 3 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 4 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 5 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 6 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 1 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 2 ) 訓練により 合成 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 3 ) 訓練により 天恵 が 9 上昇しました!(能力CP - 6 ) 吹矢 を新たに修得しました!(戦闘CP - 10 )
技 ライトニングブレイド を初修得しました!
おいしい草 を買いました。(- 0 PS)
ヒル(618)の所持する 落ちてた薬 を 落ちてた薬 に合成し、 どうしようもない物体 に変化させました!
ケサ(1650)に、 落ちてた薬 を 落ちてた薬 に合成し、 どうしようもない物体 に変化させてもらいました!
ヒル(618)に、 おいしい草 を料理してもらい、 噛めば味の出る草 を受け取りました。 B1F B-23 魔法陣〔始まりの右足〕 に移動しました!
B-22 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
もちぴよ(1408)の声が届いた:![]()
フィス(1021)の声が届いた:
毒男(1008)の声が届いた:
アンジェリカ(989)の声が届いた:
シェラ(851)の声が届いた:
シラン(841)の声が届いた:
しー(742)の声が届いた:
ウィル(728)の声が届いた:
つづら(659)の声が届いた:
ヒル(618)の声が届いた:
カノエルとカリュサ(512)の声が届いた:
ふわさくら(282)の声が届いた:
イリス(228)の声が届いた:
ファイ(187)の声が届いた:
ライアス(2136)の声が届いた:
れいん(2129)の声が届いた:
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B1F B-20 / 平原
【パーティのデュエル行動】* シュライク(987) : 誰かに練習試合を申し込む シュライク(987)の行動が選択されました!
ランダム選別による練習試合が発生!
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B1F B-20 / 平原
通常戦が発生!
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ENo.987 シュライク・ゼイナード |
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ENo.408 コルフィノ=ソリス ![]() ![]() ![]() ENo.989 アンジェリカ・ラッセル |
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[PL] Crymson |
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