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探索2日目 基本行動の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。「キャラクター」の宣言を確認しました。 |
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模様を思い浮かべた瞬間、体がふわりと浮いたような気がした。 ただそれだけなら浮遊だ。けれどそれは飛行だった。目指す場所がある。ただ一つ。 はじめてのはずの、だがはっきりと覚えのある感覚を経て、えるは降り立った。 遺跡の内と外を繋ぐ魔法陣。 『始まりの右足』と呼ばれるそこに。 「あうあう。人が多いのです……」 愛用のハレハレ坊主を抱きしめながら、えるはのろのろぽてぽてと移動した。 周囲には次々と湧いてくる人々。 える同様に、遺跡外から転移してきた探索者達だ。 これから彼らは、彼らの道を往く。それぞれに思惑を抱いて。 そんな様子をほわっと眺め、そして、ふときょろきょろとえるは周囲を見た。 「……める?」 冒険者の波に呑まれかけながらも、周囲を探す。 赤いベレー帽は、何処にも見えない。 「め、めぇぇぇるぅぅぅ?」 少し大きく声を張り上げる。 周囲の人間がちらちら振り返ったが、それだけだ。 遺跡外では確かにそばにあった赤いベレー帽も、ハレハレを持った手とは反対側の手と しっかりつないでいたはずの手も、どこにもない。 「……また、まためるがいないのですー! めるーめるーどこなのですかめーるー!」 最初からやり直し。その運命は、半熟双子をもう一度迷わせる。 嗚呼、哀しきは同じ失敗を繰り返すたまおとめの宿命。 パンはマーガリンを塗った面を下にして落ちるのが定めであるかのごとく。 そういう意味ではたまおとめたちは永遠であった。 進歩がないとも言う。 ――だが、当人達は、一応、そうならないように努力はしていたのである。 だからこそ、余計にえるの嘆きは深い。 「確かに、確かに、前にはぐれたところを確認したのですー! 絶対はぐれないようにしようねって打ち合わせしたのですよーひどいのですよー!」 うあーんうあーんと泣き喚いても、周囲の探索者達は次々と先へ進んで行く。 しばし嘆いていたえるだったが、止めてくれる相方が居ない為、程なく沈静化した。 そして、考察する。ここに至った原因を。 確か、決してはぐれぬように、綿密な打ち合わせを行ったのだ。 その過程において、足りなかったものはなんだろう。 何故ここに、めると一緒に居られないのだろう。 「……そういえば」 そもそも、ついさっきまでめるは一緒に居た。 そのめるが居ない理由は、ひとつしかない。 「今回は、どっちの魔法陣に行くか……話して……なかっ」 結論が出て、えるはショックで失神しそうになった。 今度こそはと思って意気込んで、この失態。いや失敗。 この広い遺跡で、大事な片割れとはぐれてしまうなどとは。 「……ハ。ハレハレ坊主ーハレ坊主ー急いででっかくしておくれー!」 めるを探さなければ。 そう決めた瞬間、えるはハレハレ坊主を巨大化させ、それにしがみついた。 考えることが一つだけになれば、えるの頭の回転と行動は速い。 「めーるーめーるーめぇぇぇるぅぅぅ!! どこなのですかめぇぇぇるぅぅぅ!!」 とにかくまっすぐ、えるは走り出した。 めるの赤い帽子を探して。 そして、巨大なハレハレ坊主を、めるが探し出してくれるのを期待して。 出せる限りの大声を張り上げながら、えるはどんどん走った。 『端っこ』の地点にまで行けば、きっとめるに会えるはずだった。 そこに行こうと話していたのだから、間違いない。 白い雲、青い空、広大な草原、美しい河川、遠くに見える森や山。 そんな風景の中をただひたすら突っ走り続けたとき、唐突にそれは見えた。 「……あうあうあうあうあう!? ハレハレ、急ブレーッ」 ばふっ。 ごつ。 何やらとてもモッサリした音と、とても痛そうな音を立てて、ハレハレは止まった。 ぶち当たったそれは。 「も、もう壁なのですかこれ以上行けないのですか」 ぶつけたおでこをさすりながら、えるは情けない声を出した。 ぶつかった時の衝撃はハレハレが大分緩和してくれたのだが、ハレハレが急ブレーキを かけた弾みで、思いっきりつんのめり、結局おでこをぶつけてしまったのだ。 「あうあうあうあうめーるー」 ぶつかった壁をぺちぺち叩いたり、かりかりと引っかいたり。 しばらく壁を相手に格闘していたが、へにゃりとハレハレの上にくずおれた。 「痛いのです、おなかすいたのです、めるが居ないのです」 哀しくなる原因を数え上げ、非常に情けない顔でえるはハレハレから降りた。 べそべそ泣きたくなるのを堪え、ハレハレにもたれかかって、一休みすることにした。 むしろ『もう体力と気力が残っていなかった』と言う方が正しい。 おでこがいたくて、おなかがすいて、めるがいないのだから。 現実を認識するに従い、えるの目に再び涙が溢れそうになった。 「……めーるーめーるー。めぇぇぇるぅぅぅ」 おでこを押さえ、ひたすらめるを呼ぶえる。 そんなえるがめるの赤いベレー帽を見つけるのは、もう少し経ってからのことだ。 マーガリンをジャムにしてみても、やはり塗った面から落ちる。 そんなものである。 そんな半熟生活が、もう一度はじまる。
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【パーティメッセージ】
今日はメッセージを送っていません。
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ボロウライフ に技回数を 8 振り分けました!
パンくず を食べました。
武具に ハレハレ坊主 を装備!
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訓練により 魔力 が 13 上昇しました!(能力CP - 8 ) 訓練により 魔力 が 14 上昇しました!(能力CP - 9 ) 訓練により 体格 が 8 上昇しました!(能力CP - 5 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 3 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 4 ) 訓練により 気象 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 5 ) 気象 を訓練するにはCPが足りませんでした。 訓練により 付加 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 1 )
パンくず を買いました。(- 0 PS) B1F B-23 魔法陣〔始まりの右足〕 に移動しました!
B-24 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
フェイ(1725)の声が届いた:![]()
グランカイザー(185)の声が届いた:
ドクター(241)の声が届いた:
ハ(1167)の声が届いた:
歩行雑草(1612)の声が届いた:
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![]() | Next Battle |
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B1F B-25 / 平原
通常戦が発生!
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![]() | Data (第1回 第3回) |
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ENo.859 エルンスト=シュトレーゼマン |
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ENo.858 メルセデス=シュトレーゼマン ![]() ![]() |
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[PL] 松子 |
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