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探索2日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 |
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汽笛の音が聞こえる。船がこの島にまたやってきたのだ。新しい冒険者を連れて。 以前よりも島は人があふれ、活気がよみがえったようだ。 以前私は確かにこの島にいたはずだった、 どうしても追いかけなければならない相手が遺跡の奥にいたからだ。 本当なら追って中に入りたかったのに、できないかった。 理由は2つある。ひとつは私には冒険者だけが持ちえる「招待状」がないこと。 仕組みはわからないがそれがなければ遺跡に関わることができないのだ。 もうひとつは、私自身の能力がことごとく役に立たなくなっていたことだ。 以前の私は魔法じみた奇跡を起こすことができた、だが今は感覚を研ぎ澄ませても なにも感じられない。この白い本もなにも返してはくれない。 最大の武器であり防具を剥ぎ取られて、心もとない気分。 そうなると遺跡の中で戦い抜くのは必然的に厳しく、 最悪単独ならおそらく3日で動物たちの餌になるかもしれない。 唯一残ったのが短剣とそれを投げる術、 ここに着てから欠かすことなく繰り返し訓練をしてきた。 これも手放してしまったら私は無力な子供だ。それだけは避けなければ。 自身の記憶の整合性も気になる。ここにきてからなにもかもが夢のようになってしまうから 今私が見ているものが現実かどうか、それすら頼りない。 考えれば深みにはまる、振り切りように私は訓練に打ち込んだ。 そのときだ、海側の道のほうから誰かが歩いてくる。女の子だ、それもさらに小さな子を抱えてる。 「さあアキちゃん、ようやく島につきました!何があるのか楽しみですね〜」 歩いていく先は遺跡の入り口がある方向、まさかそこが目当てなのかしら。 きょろきょろしながら歩いてくる二人をみていぶかしげにおもう。 よく見ればそれはどこかで見たような雰囲気の子だった。 相手を見つめすぎたのかもしれない。ふとその子と目があった。 相手はにっこり笑って、自分のほうは驚いて目をそらしてしまう。 近づいた相手がこう言った。 「すみません!招待状をいただいたのですけど、どこかに受付とか、あるのでしょうか?」 (招待状…?こんな子供にもくるのか…?) 驚き、なんとも相手を選ばない招待主だ、私にだってくれてもいいものをと恨みつつ、返答する。 「残念だが、私は招待状については何も知らない。ただこの遺跡の奥に行けば差出人ぐらいにはあえるかもしれないが」 もちろんこれも予測の範囲でしかない。ついでに相手に忠告する。 どうみてもこの子達が戦えるとは思わない。 「…ここは子供の遊び場じゃない。怪我をしたくなければ早々に帰るといい」 言われた相手はふふ、と笑いながらこう返す。 「あら、この島の冒険者の方かと思ったのですけど…。 心配ありがとうございます!でも、大丈夫ですよ、アキちゃんはとっても強い子なのです!私もちゃーんと、見ていますからね!」 (…?強いって、用心棒でもいるのかしら?) なんだか自信ありげな返答に、親切心が迷惑だったのかもしれないとさえ思えて、 もはや、そう、と小さくつぶやくぐらいしかできなかった。 あぁできることなら、私も遺跡に入れたらいいのに。 ずっと音沙汰のない相手を見つけ出して、問い詰めたいのに。 悔しげに遺跡の入り口を見つめる私に彼女は聞いた。 「お姉さんは、遺跡を冒険したことがあるのですか?」 「…さぁな。私には招待状はないから。」 「ええっそうなんですか? 特訓していたみたいですし、中の様子も知っていたようだったので、てっきり…」 (見られてた…なんだか恥ずかしいな…) 自分のしていることを他人に見られていたことが、とても恥ずかしかった。 それもよりによって訓練しているところなど、みっともなかったかもしれない。 「追いかけていた相手が中に入っていったから、少しだけ知ってるだけよ」 照れ隠しにそう言ってごまかす。もう一度だけ、相手の説得を試みて 「だから忠告している、普通の人間ではきっとこの先は過酷だ」 「わかりました!お姉さん、遺跡に入りたいのでしょう!だから特訓していたのですね?」 聞いているのかいないのか、彼女はぱっと顔を輝かせてこういった。 返答に詰まった私にさらに畳み掛けるように言う。 「でしたら、私たちと一緒に行きましょう! 少しでも中の様子を知っている人がいる方が、私たちも助かりますから!」 「馬鹿な、先ほどから何度も言っているように、たとえお前たちが護衛をつけていても厳しいといっている。まして連れているのは赤子じゃないか。それに見ず知らずの奴を誘うなんて…馬鹿げている。私が強盗か何かならどうするんだ!」 「大丈夫ですよう。私の妹や弟たちも、この遺跡を冒険しているんですから! お姉さんだって、悪い人ではありません!だって、ずっと私たちのことを心配してくれているんですから!」 やりにくくてしょうがない。こういった相手の説得はどうしたらいいのか、全く経験がない。 そこではたと気づく。 「妹と弟?兄弟が中にいるのか?」 「はい!見た目8歳6歳ぐらいの子なのですけれど、しっかり冒険しているみたいで… ミルちゃんコロちゃんのお手紙を読んで、私も冒険を楽しみにしていたんです!」 「ミル…コロ…?ちょっとまて、貴方たちは犬人間か?」 その名前なら良く知っている。あいつのそばにいた男女の兄弟だ。 言われてみればなるほど、格好や顔立ちがどことなく似通っている。 「あら、よく知っていますね〜! もしかして、ミルちゃんコロちゃんを知っているのですか? 私もアキちゃんも、イヌ科ホモサピエンスと呼ばれています。あまり知られていないですけれど…」 と、驚いた感じでひょいと後ろを見せるとそこに尻尾がはえていた。 3本尾のうち1本は短くふりふりとゆれている。 「…悪いが貴方たちの兄弟のことは知っている、というよりは見たことがある程度だけれど。」 ため息交じりでこたえるといっそう喜んで彼女は笑った。参った、ここまで縁のある相手がくるなど。 「それでも凄いです!こんな、広そうな遺跡で、私のたった2人の家族をみかけるなんて!」 はしゃいだ彼女は遠く夢見るような目をして 「見たことがあるだけ…でもお姉さん、名前を知っていましたね?」 ぶつぶつと何か考え込んでしまう。 その様子をみて意を決する。この子達と関わってはいけない。 元から彼らのことと私の目的は関係ないのだから。 「…悪いことは言わない、兄弟たちのあとを追うのはやめなさい。」 「私にも関わらないで、少なくとも貴方たちにいいことは何もないのだから」 「ええっ どうしてですか?」 唐突にしょんぼりとした表情。よく変わるのね、少しうらやましいかもしれない。 その問いには何も返さずその場から去ろうとする私に彼女は追いつく。 「お姉さん!お姉さんは、この遺跡に入りたいのでしょう?それで、誰かを追いかけたいのでしょう?」 「そうだけれど…招待状のない私にはできないもの。」 「招待状ならあります、ここに。私たちと一緒に行きましょう!」 彼女は自らのポケットに手を当てて私をまっすぐみた。疑いもしない、迷いもしない。 逆に見つめられて私が不安になってしまった。 「…どうして貴方は、自分の招待状を見ず知らずの人に差し出せるの?兄弟たちを追う大切なものでしょう?」 「私だって、遺跡に入ることをあきらめるわけではありません。私、いいこと思いついたんです!だから、お姉さんの名前を教えてください。」 さっきとまた表情が変わった。挑むような、私にどうするの?と問いかけるようなそんな顔。 私は…。そうだ、追いかけたいんだ。事の真相をはっきりさせたい。 真正面に相手を見据えて私は名乗る。 「…グリモア。今は私のことはそう呼んで頂戴」 「最後に確認しておくけれど、私の目的はある相手を追いかけて罪を償ってもらうこと。だから、あまり奇麗事ではすまないことを貴方たちは目にするかもしれない。それでも構わない?」 名前を聞いて嬉しそう相手は応える。 「私、お姉さんが優しい人だってこと、もう知っています。だから、大丈夫です!」 いつの間に出したのか手には招待状を握っていた。 「私はハンナ…ハナって呼ばれています。この子はアキちゃんです、宜しくお願いしますね、グリモアさん!」 「私優しくなんか…」慌てて否定しようとしたけれど小さな呟きにしかならず、 不機嫌な顔だっただろう、「よろしく」とむっつりして返した。 ハナは笑顔が抑えられない様子であ、と小さくつぶやき 「じゃあ、ちょっとアキちゃん、お願いしますね!」 抱えていた子を私に押し付けた。幸い小さな子は寝ていたけれど子供なんか抱いたことがないから どう抱えたらいいのか慌てて持ってしまってバランスがとりづらい。 「ちょ、ちょっとまちなさい!」 どうしよう、この子落としちゃいそう…。 「大丈夫ですよ♪ ちょっと荷物を…」 ハナは肩から掛けてた鞄を下ろして中を探って 「ありました!」中から取り出したのはサインペン。手に持ったそれで 招待状の「ハンナ」をぐりぐりっと消して上に「グリモア」と書きくわえる。 丸まったかわいらしい字。あまりうまくはないけれど。 その手で招待状を私に差し出した。 「はい、どうぞ!グリモアさんの分ですよ!」 なんとか片手でアキを抱き上げてふらふらしながら受け取ろうとしてちょっとためらう この選択が間違っていないかどうか、逡巡した。 だが答えはでない。だから受け取るしかない。今はそれでいいとおもった。 上手くバランスをとりながら招待状を受け取った。 「ふふふっ私は、アキちゃんと半分こです。 アキちゃんはまだ赤ちゃんだし、きっと大丈夫ですよ♪」 「…この子、危険ではないの?まだこんなに小さいのに」 まだ幼すぎるとおもうのだけれど、大丈夫なのか心配になる。 そんな私をよそにハナといえば 「大丈夫です、アキちゃんは、とっても強い子なんですよ! グリモアさんもいてくれるし、きっと楽しい冒険になりますね!」 なんて返すので、あきれつつも私はもう一度アキを抱きなおした。 しっかりした重みが腕に伝わった。
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【パーティメッセージ】![]()
すろすた☆(1621)からのメッセージ:
今日はメッセージを送っていません。
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ハナ と アキ(1398)からの生産行動を許可しました。
ハッシュ に技回数を 8 振り分けました!
パンくず を食べました。
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訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 3 ) 訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 4 ) 訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 5 ) 訓練により 投擲 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 6 ) 訓練により 短剣 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 5 ) 訓練により 敏捷 が 11 上昇しました!(能力CP - 7 ) 訓練により 器用 が 13 上昇しました!(能力CP - 8 ) 訓練により 料理 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 1 )
技 スローイングダガー を初修得しました!
パンくず を買いました。(- 0 PS)
ハナ と アキ(1398)の所持する パンくず を料理し、 なにか黒焦げの物体 をつくりました。 パンくず を料理し、 よくわからないもの をつくりました。
【合言葉&場所チェック】
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
遺跡外では様々な声が飛び交っています! |
![]() | Data (第1回 第3回) |
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ENo.1397 グリモア |
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ENo.1398 ハンナ と アミキティア ![]() ![]() |
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[PL] aisa |
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