<< LIST [Notice] [RuleBook] [Result] [Lounge] [Link]


No.1071 酒を飲んで忘れる天儀 神名


重い黒檀のドアを開けると、カラランとドアのベルが鳴る。
オレンジ色のランプの灯りに、静かに響くジャズの音色。
キセルをふかしたマスターは君を見て軽く手を上げる。

「良く来たね。何か忘れたいことがあるのかい?」

いつもの瓶を取り出しながら、彼女は君に微笑んだ。



忘れたいことはあるだろうか?
思い出したいことはあるだろうか?
語りたいことは?
それとも、ただ想っていたいことは?
この沈黙は全てを受け入れる。



コミュニティ参加者


 ENo.1071 天儀 神名千城神無