ソニア(226)からのメッセージ:
ソニア「そうだな……。一番精神的に堪えたのは、とある撤退戦の時だろうか。 冬の季節だったのだが、前線指揮官の無能さから、無茶な突撃を繰り返させて戦力を擦り潰した結果、前線が崩壊。全軍潰走しかけていた。そこで、殿軍を命じられたのが我々の傭兵団だったのだが……。」
ソニア「相手の追撃を凌ぎながら渡河点まで撤退すると、味方によって橋が破壊されていた。凍てついた大河を渡るのは不可能であったが故、迂回して別の橋梁を目指した。更なる追撃に物資の困窮。どうしようもなかった我々はやむなく敵領の村から物資を徴発した。 ……これだけはやるまい、と思っていたのだがな。反抗した村人も何人かは殺しているハズだ。それに加えて、最後の切り札である毒物を井戸へ投入し、民間人を巻き込んだ市街戦もやった。生きるために必死だったよ。」
ソニア「最終的に自国領に戻ったときには酷い有様だった。戦死者二十二名、俘虜十二名、重軽傷者は数知れず、といったところだった。……山賊崩れのような傭兵団と違って、略奪はしないというのがアイデンティティーの一つだったのだが、生き残るためにはそれも振り切ってしまった。……やはり、追いつめられれば人は弱いモノだ。(苦い表情を浮かべ、かすかに唇を噛んで)」
ラス(391)からのメッセージ:
ラス「辛さですか?もう慣れてしまって何にも感じなくなってますね。」
セリュー(814)からのメッセージ:
セリュー「え〜と、司祭様の孫娘に邪教徒がかけた呪いを解くために、解呪の神器が眠る古代神殿跡に潜ったときの話だ。」
セリュー「大昔の英雄が使ったという宝剣とそれを守るように骸骨が立っていた。事前の調査によると、宝剣を守るガーディアンはただのスケルトンではなく竜の牙から生まれたという恐るべき骸骨剣士だ。英雄譚に名を残す憧れの英雄の剣は、財宝としての価値もかなりの物だ。」
セリュー「しかし、先に神器を手に入れた際に何かの装置が働いてしまったのか神殿は刻一刻と崩れていくのがわかる。宝剣を手に入れるチャンスは今しかないだろう。」
セリュー「血気盛んな武人としての俺は骸骨と決着を付けるべきだと命じる。危機管理に長けた冒険者としての俺は退くべきだと判断する。決め手となったのは、俺の帰りを待つ少女がいた事。ここで俺が倒れたら彼女の呪いを解く神器も共に失われてしまうだろう。」
セリュー「そして、俺は剣を捨てて逃げ出した。」
セリュー「勇敢さの取り違えが死を招く。一番大切な事は何か?大事なのは目先の勝利ではなく目的達成を忘れない心なのだ。」
セリュー「みすみす宝剣を逃した臆病者、言い訳を盾に逃げ出した卑怯者と思ってくれても構わない。でもこれだけは言える。俺は後悔していない、と。」
アスカ(900)から手紙が届いた。結構達筆だ。:
ジョルジュ「今回剣作製と光印作製覚えそうです。これで自分用の強力な装備を造れるのでちょっとわくわくしたりして。でも物理系の戦闘上位技能あまり出ないですよね…サムライみたいに複数技能またがないとダメなんでしょうか…」
アスカ「騎士道なんて国や時代によって変わるものよ? 要は己の精神のありようだと思うけれど…名誉を捨てても穢されても、地位を失い汚名を負っても…それでも自分が貫ける人なんて滅多にいないし時代遅れだわ。そんな人間は嫌いじゃないけどネ」
シオン(1455)からのメッセージ:
シオン「己の志は諸刃の剣、貫こうとする事で人はいくらでも強く慣れるけれども、時にそれは己を深く傷つけることもある……。」
シオン「“自らの志を貫く辛さ”はこう割り切りたいけど、それが出来なくて自分を見失う事って結構ありますよね……。」
ファルテン(1489)からのメッセージ:
ファルテン「む。私の意見は少し違うな。『志を貫く』と決めた時からすでに覚悟は決まっているのであって、いかなる行動をとっても自責はありえないというか。そもそも罪悪感も喪失感生まれようがないというか。……すまん、少し分かりにくくなってしまったかもしれない>ミカエル殿」
ギル(1559)からのメッセージ:
ギル「そういうのは結構辛いな・・・皆の前では平然としないといけない。話す相手もいない・・・そして自分を自分で攻めて、意味の無い罪悪感等をつくってしまう。しかし、それも良い体験だと思うがな。」
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