リル「まぁ、そりゃ…そうだよな...得てして一族の普通を面子の為に刷り込もうとはするみたいだけどさー」
子どもには聊か似合わない言の葉だろうが、多分それだけ良く見ているのだろう
リル「ま、そりゃー信じる信じないは人の勝手だし？......オレにはあんま関係ねえけど、念頭位には置いてるぞ」
淡白な子ども、と言う言葉が似合うかも知れない言い様だが、その苦笑も幾分幼いのはやはり長くは生きても少年と言う事だろうか。
店内はやや薄暗くシャンデリアの火は現実とも泡沫とも知れず曖昧、多分魔法で燃えているモノなのだろう、並ぶ武器は大鎌から片手用、斧に近い形状のものマイナー系列の槍から変形した様な形のものまでが、壁際の台やら壁にディスプレイされている。
ロードレ「...古書漁りですか…仕事から遠のけば多分やらなくなると思っていたのですけどね……（物凄く遠い目だ。

ロードレ「――そう、未だに古書やら禁書や珍書の類は部屋に堆く積まれていますよ…（ぁぁ）あぁ、でも流石に食べ物の好みは変わりましたけれど…。」
昔はほぼ肉食の様な生活でしたから、懐かしむ声は記憶を引き出す辛い想いでも一時の休息も
ロードレ「しかし……リル様？―あれは殆どが貴方に非が有るのですから反省なさいませんと」
苦笑するロードレが身震いをするリルを宥める
リル「普段から…？別に余り抑えてる印象はねえんだけどな…んでも、確かにそれは有るかなギャップ
んー、何時かか…解って良いものなのか如何か解んねーけどな」
きっと生きていれば何時か知るんだろうけどって。

リル「飛び回りすぎて、少し大人しくしろとかよく言われるけどな………」
少し不機嫌そうな声、もっともやりすぎていると自覚している辺りで何かもうと言った感じだが...。