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探索10日目 基本行動の宣言を確認しました。 「生産行動」の宣言を確認しました。 「遺跡外行動」の宣言を確認しました。 |
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上の方で大きな音と、建物自体が揺さぶられるかのような振動が起きる。 その事態に一瞬ゴッドワルドの視線が浮き――それがリュートが攻め込むための合図となった。 ダッ、と冷たく固い床を蹴る音にゴッドワルドも当然ながら反応する。天井から下ろされたその視線は低い姿勢で駆けるリュートへと向き、途端その表情に狂喜の色が浮かぶ。傍から見れば口元が大きく歪んだ程度だが、微笑が張り付いたかのような表情から一転しての大きな変化は彼の内面が大きく揺さぶられたことを表している。 何よりもリュートが冷や汗を掻きかけたのはその瞳。今まではどこを見ているのやら見当もつかない、重い雲に包まれたかのように濁っていた瞳を瞬時に輝かせる。暴風が吹き荒れ雲を全て吹き散らしてしまったかのようなその変化は、この得体の知れない男だからこそ誰よりも危険に映る。 「そうです! それでこそ私の見込んだ男!」 レーザー・ビュートを振るう腕が大きく宙を泳ぎ、羽織っていたコートがその軌跡をより際立たせるかのようにぶわりと広がる。今まで手首の動きだけでレーザー・ビュートを繰っていた男とは思えないその動きは表情以上に彼の悦びを伝えてくる。 だがリュートはそんなもののために飛び出してきたわけじゃない。その手に子供の頃から連れ添ってきた銃を握り締め、弾倉に残った4発の弾丸を続けざまに撃ち放つ。リュートのように狙いが正確な者の射撃は確実に最も効果的な場所へと撃ち放たれる。しかし大雑把に飛ぶ方向だけを定めた弾丸は、実際にその弾道を見極められなければ非常に防ぎにくい攻撃だ。 そして目の前の相手は、その弾道を見切れるだけではなく的確に迎撃できる化け物だ。 腰を落とすようにレーザー・ビュートを携えた腕を大きく振りかぶり、野球のアンダースローのようなモーションで振り抜く。そんな大仰なアクションの合間にもしっかりと手首の動きを利かせ、しなる鞭が撃ち出された弾丸を尽く打ち落とす。光の鞭は弾丸を防ぎながらも獲物を狙う蛇のような動きでリュートへと迫りくる。今までゴッドワルドは攻撃と防御の動作はきっちりとそれぞれを分けて行ってきた。そのためこのように攻防一体となる振るい方を見ることはなかった。そう、1年前に彼と対峙した時以外は。 防御、そして攻撃と続くと予想していたためワンテンポ早い攻撃だが、こちらの行動には支障がない。横に飛びながら空になったマガジンを銃から吐き出し、カバーを奥までスライドさせてカスタム・バレットを放り込む。カバーを戻したと同時、一瞬前までいた場所をレーザー・ビュートの刃がずたぼろに引き裂いていく。だがその光の蛇がのたうっている間にもリュートは引き金を引いていた。 打ち出された白い弾丸は低い弾道でゴッドワルドの足元へと飛んでいく。その狙いが意味することは、誰でも容易に察することが出来るだろう。炸裂させることで威力を発揮する特殊弾、そこまでは弾道を見切った時点でゴッドワルドも察していた。しかし問題はその種類が何であるかだ。焼夷弾のように広範囲に威力を撒き散らす類なのか、それとも閃光弾のように相手の行動を阻害するタイプなのか。 ゴッドワルドは、そのどちらも選択はしなかった。いや、どちらかを選択することを放棄したとでも言うべきか。物理的な破壊力に対抗するために後ろへと跳び、着弾点との間に腕を挟んで視覚への異常を防ぐ。聴覚へのダメージもありえるが、それはこの際一時的に切り捨てても支障はない。少しでも動きやすくするため、伸びきったレーザー・ビュートを引き戻すのではなくその刃を消す。 床に着弾した瞬間、弾丸から噴き出したのは濃い白煙だった。視界を奪う煙幕弾、それを予測していないわけではなかった。しかし視界は塞がれても閃光弾とは違ってこの狭い空間ならば煙の動きで周囲の空気の流れを読むことも出来るし、閃光弾によって視界を焼かれた場合は段々と感覚を取り戻す視覚に無意識のうちに安心感と信頼を寄せてしまうため、警戒の優先順位でも煙幕弾は特に気にしなくても良いレベルだった。それに視界を奪われてもまだゴッドワルドにはこれまた並外れた聴覚がある。この固い床ならば視界を煙幕で覆われても床の音を頼りにある程度相手の動向を探ることが出来る。 しかし、床に触れたのはカランと軽い音を立てて落ちた空のマガジンのみ。リュートの足音はまったく聞こえない。 何か予兆があったわけではない。それはただの純粋な本能から来る警告だった。 再びレーザー・ビュートから光の鞭を発生させ、その頭上に蛇がとぐろを巻くように、小さな空間全てを光の鞭で埋め尽くすかのようにレーザー・ビュートを振り回す。それと同時に発砲音が頭上から響き、白煙を切り裂いて数発の弾丸が降り注ぐ。その弾丸はいくらかは宙を泳ぐ光の鞭に飲み込まれるが、今までのように弾道1発1発を見極めて振るわれていた鞭とは違う不規則な軌道をすり抜けゴッドワルドへと迫る。煙幕を突っ切って弾丸を目視できるようになったときはすでに目と鼻の先。大きく姿勢を崩す勢いで飛び退けば回避できるだろうが、その隙を果たしてあの男が見逃すだろうか。 判断は一瞬だった。ゴッドワルドは足を止め僅かな体の動きだけでなんとか急所を避ける。かわしきれなかった弾丸は3発、それぞれ右肩、左前腕部を掠め、後の1発は左の腿を貫通する。 身体を駆け巡る痛みを抑えつけながら頭上へとレーザー・ビュートを振るう。煙幕が発生する一瞬、ゴッドワルドがそれに気を取られている瞬間にリュートはゴッドワルドの頭上へと飛んでいたのだ。踏み切りの音を煙幕の噴き出す音に被せながら。 あまりの激しい振りに周囲の煙幕を吹き飛ばしながら迫る光の鞭。リュートの視界にそれが飛び込んできたときはに白煙の代わりに光の鞭が広がっていた。 「ちっ」 さすがにそんな無茶な振りをしてくることは予想外だったのか、リュートは舌打ちをしながらそれでも次の行動は素早かった。銃口の下にあるアンカーを打ち出し、自分が着地するはずの地面に突き立て、同時に一気に巻き戻す。結果リュートの身体は打ち付けられるかのように地面に激突するが、そんな無茶苦茶なかわし方が功を奏したのか光の鞭はブーツの裏を掠めるだけで済んだ。 ヒリヒリと打ちつけた背中が痛むがそんな事に構ってはいられない。受身を取ってすかさずゴッドワルドへと視線を移す。そして、ますます狂喜の色を含んだ瞳と目が合ってしまう。やばいっ、と思ったのも束の間、レーザー・ビュートを掴んだ手がまっすぐ横へと振り抜かれようとする。 だがそれよりも一瞬早く、リュートとゴッドワルドの間の天井が大きな音を立てて砕けた。粉塵を巻き起こし崩れ落ちる瓦礫。そしてそれと同時に紅い髪の少女が巨大な鉄槌を掲げ2人の間に立ちはだかる様に現れた。 「ミィニィ!?」 「探したぞ、リュート」 不測の闖入者にリュートとゴッドワルド、2人の動きが一瞬止まる。だがミィニィだけは着地したと同時、間髪入れずに鉄槌を構えゴッドワルドへと駆け出した。初速でミィニィの身体能力の高さを大方見抜いたゴッドワルドはリュートよりも現状集中すべき相手はミィニィだと定めレーザー・ビュートを振るい直す。 ミィニィは大きな1歩を踏み出し、2歩目にいきなり横にぶれる。その方向転換のキレの鋭さは驚嘆に値するものだが、対峙している相手にとってはそんな悠長なことは言っていられない。3歩目にどの方向へ移動してもいいように目の前の一気に薙ぐ。しかしそれも予想していたのかそれとも目視して切り替えたのか、ミィニィはそのまま方向を変えることなく3歩目をそのまま壁に向かって踏み込む。勢いよく壁へと激突する瞬間、素早く4歩目を地面ではなく真横に振り壁を蹴って上空へと逃れた。一瞬遅くすでに誰も存在しない空間を光の鞭が薙いでいく。 ミィニィが空中へ逃れたと同時、天井に開いた穴から見慣れたエアーバイクとそれに乗ったクレアとミドリが飛び込んでくる。 「リュートさん、これ!」 後部座席座っていたミドリが巾着を掲げていた。リュートの邪魔にならないようになのかすぐ横をスピネルが通り抜ける。その交差の瞬間、リュートはミドリが差し出した巾着を受け取りその中を確認する。中に入っていたのは弾丸が詰まったマガジンとリュートがいつも身に着けていたカスタム・バレットが詰まったポーチだった。 「サンキュー、ミドリ!」 巾着の中からポーチを取り出し、迷わず一回り大きなマガジンを取り出す。 一方空中に逃げたミィニィだが、それは傍目には失敗だった。空中ではいくらミィニィの身体能力を持ってしても素早い動きはできない。ゴッドワルドも当然そう考える。彼自身そんなことは不可能だと思っているからこその判断だ。今までは相手がかわし難いように常にしならせていた鞭を、なんの捻りもなく真上へ薙ぎ払うかのように振るう。 だがそれはミィニィの狙いだった。すかさず鉄槌を振るい、進行方向にある壁に打ち付ける。その反動はミィニィの身体を逆へと運び、すでに誰もいない空間を一条の光が薙いでいった。 「なっ!?」 さすがにその行動はゴッドワルドも予想外だった。ミィニィが空中で行動を起こせること、それ自体を想定していたのならばこんな単調な一振りはなかったからだ。 壁に接触する瞬間軽く壁を蹴る。それで勢いを相殺したミィニィは身体を大きく捻り、着地と同時にその勢いを利用して鉄槌を横一文字に薙ぎ払った。身体は先ほどの一振りの勢いを殺しきれていないためすぐに行動には移れなかったが、ゴッドワルドは視線だけはミィニィをしっかりと追っていた。だからこそその一撃にも反応でき、同時にそれをかわす事は出来ないことを理解した。かといってそのままあの破壊力の鉄槌を喰らう訳にもいかず、くるりと片足を軸にし身を捻ると同時、その不安定な状態からわざと身体のバランスを後ろへ向ける。よろめく様に後退する寸前に脇を鉄槌が掠め、理不尽な衝撃に引きずられそうになる。 それでもなお身体を半回転させてある程度体制を整える。だがその視界に入ったものは、カスタム・バレットの挿入口に幅の大きいマガジンを取り付けた銃を構えたリュートだった。 「ミィニィ、退がれ!」 紅髪の少女に呼びかけながらトリガーを引き絞り3発の弾丸を連続で撃ち放つ。 3発程度なら打ち落とす余裕は十分にあった。いや、打ち落とさなければならなかった。そうしなければ背後にいるミィニィがいるため多少の負傷は覚悟で、というわけにも行かないからだ。 そこに焦りがあったからだろうか。その思いに駆られていたゴッドワルドは見落としていた。放たれた弾頭が普通の銃弾とは違い赤いことに。躊躇いもなくレーザー・ビュートを振るったのはそれが連射されたからだ。本来リュートが所持しているタイプの銃はカスタム・バレットの装填方法ゆえそれを撃つときは常に単発で撃たざるをえない。だから想定してなかったのだ、カスタム・バレットが連射されることなど。 とはいえすでに振り始めてしまった鞭は止める事が出来ない。光の鞭を消そうと思っても、すでに手遅れであった。 先頭の弾丸に光の鞭が触れる。その瞬間弾丸が爆発し後続の弾丸が誘爆する。至近距離で炸裂するカスタム・バレット3発分の爆発の衝撃を耐えるのはゴッドワルドほどの男でも容易ではなかった。一瞬耐えたもののすぐに後方へと吹き飛ばされる。そして吹き飛ばされた先にはリュートの指示通り後退していたミィニィが待ち構えていた。
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【つぶやき】![]()
チズ(891)からのメッセージ:
ジャス(1003)からのメッセージ:
以下のキャラクターにメッセージを送りました。
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![]() | 大地の民(地霊コミュ) |
小石ちゃん(84)からのメッセージ: ![]()
矜持(296)の声は猫背の割によく通る…:
クッキー(362)からのメッセージ:
フュリー(432)からのメッセージ:
ディー(793)からのメッセージ:
ソウク(853)からのメッセージ:
リコ(1227)は馬から下りてこう言いましたとさ:
ジン(1433)からのメッセージ:
アカ(1467)からのメッセージ:
山吹(1693)からのメッセージ:
牢獄隊ペリカ(1709)からのメッセージ:
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アイナ(1512)からの生産行動を許可しました。
ブロウ に技回数を 3 振り分けました!
ItemNo.14 おいしい草 を捨てました。
おいしい草 を食べました。
【第10回更新からの闘技大会参加メンバー】 このチームで 闘 技 大 会 に参加しました!
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訓練により 槌 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 10 ) 訓練により 槌 のLVが 1 上昇しました!(戦闘CP - 11 ) 訓練により 武器 のLVが 1 上昇しました!(生産CP - 13 ) 訓練により 器用 が 17 上昇しました!(能力CP - 13 ) 訓練により 天恵 が 13 上昇しました!(能力CP - 10 )
おいしい草 を買いました。(- 0 PS)
黒マント(521)に、 質素な保存食 を おいしい草 に合成し、 赤い枝 に変化させてもらいました!
アイナ(1512)に、 赤い枝 から 双極石 という 装飾 を作製してもらいました。(- 80 PS) B1F G-7 魔法陣〔黒い太陽〕 に移動しました!
G-6 に移動しました!
【合言葉&場所チェック】 |
![]() | Special Event! |
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魔王エリエスヴィエラ が願いを叶える・・・
( 512 )力が欲しい【全能力+5】 |
【成長】 能力CP が 23 増加! 戦闘CP が 21 増加! 生産CP が 13 増加! 上位CP が 10 増加! NP が 1 増加!
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![]() | 声が聞こえる・・・ |
風夜(427)の声が届いた:![]()
クラウ(1546)の声が届いた:
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![]() | Next Duel |
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B1F I-4 / 砂地
【パーティのデュエル行動】* ミィニィ(71) : 誰かに練習試合を申し込む ミィニィ(71)の行動が選択されました!
ランダム選別による練習試合が発生!
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![]() | Next Battle |
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B1F I-4 / 砂地
通常戦が発生!
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![]() | Data (第9回 第11回) |
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ENo.71 ミィニィ=シルケーリンク |
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ENo.521 ザ・グレート・ビューテフル・ハルシフォム ![]() ![]() ![]() ENo.780 メーデー=メーデー・ニャールラトホテプ |
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[PL] セシル |
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